あまりにも寒いので近所の蘇鶴温泉へ行く。
山と田んぼに囲まれた何とも鄙びた風情。玄関脇のサザンカの花もチラリホラリで、今はもう椿に盛りを譲った感が。
早速風呂場に入ると、濛々と湯気で煙って先が見えない。 湯船に先客が浸かっているのに気づいてビックリ。誰も入っていないと思ったのに。
窓は開けっ放しで外気がピューピュー入って来る。湯気がすごいはずだ。またお湯が熱い。すぐにでも入りたいところだけれど片足を入れて断念。あつい。水道の水で埋めたいけれど、気持ち良さそうな先客に気兼ねして、隅っこへ。何とか浸かった。
熱い蘇鶴温泉と言えば、渡辺瑠海さんの「はちきん修行記訪ねて候」という本に書いてあった文章を思い出した。 そもそも蘇鶴温泉とは鶴がこの温泉で傷を治したとろから名前がついたらしいが、「こればあ熱かったら鶴も煮えるぞね。」とおばちゃんたちが言っていたという話には自分も合点、合点。
ところで、水風呂の脇に丹頂鶴の置物があったけど、土佐に丹頂鶴は??。
湯から上がった後はすっかり身体も温まり、暖かい日差しの中、時間が止まったような平和なひと時でした。 |

渡辺瑠海
訪ねて候(たんねてそうろう)
発行:NJK
発売:高知新聞企業
¥1,700
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